『平和を願う五行歌』 みつき 177首      『平和を願う五行歌』TOPに戻る

利己に彩られた
戯論を離れ
名も無き民らは叫ぶ
殺すな殺されるな
イラク派兵反対


2003/12/14
     
「後期の仕事」と言い
「新しい人」新人を励ます
貴方もまた先頭走者
それぞれのペースで
共に励まし進みましょうよ


2003/12/12
未来のために
まどろみを終えよう
願うだけでは足りない
声を上げよう
まだ間に合うのだから


2003/12/12
パンドラの箱が
開いている
目を逸らすな
小さな希望は
育てればいい


2003/12/14
何からも自由な
学生こそが と
同世代を叱咤し
熱く語る君たちに
夜明けの予感


2003/12/14
パンドラの箱が
開いている
目を逸らすな
小さな希望は
育てればいい


2003/12/14
何からも自由な
学生こそが と
同世代を叱咤し
熱く語る君たちに
夜明けの予感


2003/12/14
利己に彩られた
戯論を離れ
名も無き民らは叫ぶ
殺すな殺されるな
イラク派兵反対


2003/12/14
全てをとは
言わないけれど
今日生れ落ちた命が
癒し
力づけてくれる


2003/12/12
ブッシュが自ら用意した
戦禍の包み紙で
地球をくるみ
自衛隊派兵のリボンをかける
小泉氏の歴史的愚挙


2003/12/11
全てをとは
言わないけれど
今日生れ落ちた命が
癒し
力づけてくれる


2003/12/12
「後期の仕事」と言い
「新しい人」新人を励ます
貴方もまた先頭走者
それぞれのペースで
共に励まし進みましょうよ


2003/12/12
未来のために
まどろみを終えよう
願うだけでは足りない
声を上げよう
まだ間に合うのだから


2003/12/12
伝わってくるのは
誤魔化したい気持ちだけ
米国防長官に
英国市民から贈り物
フット・イン・マウス賞


2003/12/09

憲法前文を持出し
派兵を宣言する
似非平和主義者よ
欲に濡れた手で
憲法を汚さないでくれ


2003/12/09
公約不履行を
「その程度」と言った男
ブッシュとの約束には
国民の命さえ惜しまない
欺瞞の仮面を剥したい


2003/12/10
国際世論という
小泉氏の世界は卑小
そこには仏独露
中東諸国ばかりか
イラクの人々すら不在


2003/12/10
自衛隊イラク派遣
反対の声
国の津々浦々に
響け
大きな波となれ


2003/12/08

「日本人」歓迎の
アラビア語の横断幕に
「自衛隊」歓迎の文字
誰が教えた?
意図的誤訳


2003/12/08
子供がキラキラと
「平和だ」と
言い切れる町
世界中が
そんな町になってほしい


2003/12/09
平和のための
最小限の犠牲とは
言わせない
自衛隊に同じ道
歩ませたくない


2003/12/09
総理がブッシュを
支持した日から
敷かれていたレールだ
回避できずに
口惜しい


2003/12/01
彼は何者だろう
「日本軍は」
時代小説の中の
「強いのだから」
英雄にでもなったつもりか


2003/12/01

目先の恐怖に
流されぬよう
その先の
平和を見据えたい
武力では掴めない


2003/12/01

初めに派兵ありきでなく
イラクの人々と
共に未来を考えられる
そんな支援は
米軍支持への決別から


2003/12/08

       
文化の盾を持ち
自らが武器を捨て
築いた信頼は
たかだか半世紀
自惚れてはいけない


2003/11/26

誰が造ったかなんて
縄張り争いはいらない
利権絡む自国政治家に
生み出せるわけがない
これ以上の憲法が


2003/11/26

自衛隊妻を思う時
浮かぶ歌に寄せる
他人の血を流し
獣より醜き道に
君ら死にたまふことなかれと


2003/11/30
ブッシュのイラク極秘訪問
他人の命を
紙くずのように
扱う奴ほど
自分の命は惜しむのだ


2003/11/30

政治目的のため
暴力に訴えるを
テロリズムという。
テロ撲滅の砲撃とは
これもまたテロリズム


2003/11/26
断固テロと戦うなら
非暴力しかありえない
武器を握ろうとする
自心との闘いもまた
テロとの闘いである


2003/11/26

テロを生み出さない
テロリストにならない
そんな宣言に
似ている
日本国憲法だろう


2003/11/26

振り下ろした刃は
必ず己に返る
テロ合戦は泥沼
刃を持つことをやめた
我らの憲法は平和の盾


2003/11/26

無意識に
全てを分類しながら
私達は生きている
優劣でなく
理解のために委ねられたら


2003/11/24
君の声すら
知らなくても
心に聞こえる
平和を紡ぐ
君の調べ 今も


2003/11/25
政権に参加するため
連立へ走る
それが
投票者への裏切りと
気づいて欲しい


2003/11/25

心の嵐に
舵をとられぬよう
言葉をくれる
仲間に感謝し
船首を平和に向ける


2003/11/26
靖国神社参拝したけりゃ
私人でいけばよい
政教分離が
理解できない内閣を
私は理解できない


2003/11/05
無口な友の
大きな存在感が
感じられない日が
続いている
背中が寒い


2003/11/05

不治の病といわれた猫
安楽死をと言われたとき
悲しみの淵から声がした
人間以外の動物は
命を最後まで諦めたりしない

2003/11/06
誰もが人間を
いとおしいと思えたら
平和はきっと来る
いとおしい人たちの平和は
もっともっと愛しいはず


2003/11/06
「差別主義を支持するわけじゃない
 経済の活性化を支持したのだ」
こんな風に国民は
ナチス台頭を赦したのだろうか
日本が同じ轍を踏まぬよう


2003/11/03


障害児たちに
スポーツをする楽しみを
国民全体に
どん底から這い上がる希望をくれた
闘将最後の縦縞の勇姿


2003/11/03


政治の
暗い現実の中で
政党の小さな灯火を
大きな光にするのは
我々だと信じたい


2003/11/05
一人ひとりの心の火が
それぞれの言葉に
立ちのぼっている
連なった大きな炎は
いま大きな声になるだろう


2003/11/05

こぼれるほどに
豊潤な母性
その最たるが
地球だろうか
どの国民も地球人


2003/11/03
西安の反日デモ
悲しく聞きながら
最初に浮かんだのは
会ったことの無い
あなたの悲しむ姿だった


2003/11/03

続く地方知事の
忌まわしい差別発言
詭弁で訂正しても
あなたの言葉と本質を
私は絶対忘れない


2003/11/03


「事無かれ」が
「有事」を招く
その矛盾に
気づかなければ
声をあげなければ


2003/11/03


政党を壊すのだという
その人を支持することが
壊したい政党の
支持に繋がるなら
政党政治はとっくに限界だ


2003/11/01

声をあげようとか
差別の虚しさとか
言わずにいられない
映画が増え続けている
がんばれ!ハリウッド!


2003/11/01
言葉ではない
メッセージに
気づく人は気づく
気づかぬ人は気づかない
気づける人になりたいと思う


2003/11/03
ブッシュは
どんな夢を見ているの?
早く目覚めなければ
迎賓館(ブレアハウス)も
諸ともに朽ちるでしょう


2003/11/03

政治用語で
公約とは
民間語訳で
口約のことらしい
マニフェストも同じ?


2003/10/25



マニフェストは
政治的企画書
納期未記入では
プレゼンさえできない
まして不履行は訴訟もの


2003/10/25




誰かの人権を
誰かが管理・制限する
そもそもそこに
歪みの源泉がある
そんな風に思えてくる


2003/10/29



政党を壊すのだという
その人を支持することが
壊したい政党の
支持に繋がるなら
政党政治はとっくに限界だ


2003/11/01

世界一孤独で
あなたの命を危険にさらす
臆病者の顔は
鏡の中にこそある独裁者
あなた自身が変わらぬ限り


2003/10/23



人民の
人民による
人民のための政治
政治家を目指す人には
理解していて欲しい言葉


2003/10/23




言いたいことが
山ほどあった
やっと聴いてもらえる喜び
思いを凝縮して
一票に託そう


2003/10/23



日本の未来を
選ぶことが
世界の未来を
選ぶことになるんだ
初めて気づいた二○○三年


2003/10/23




親分直々のお出ましに
十五億の見ヶ〆料
証文をとったら
親分さんはとんぼ返り
なんてヤクザな世界

2003/10/19
「対話と圧力」は
正しくは「恫喝」という。
とある映画監督のコラムに
喝采を送りながら
励まされている私


2003/10/21



泣く自由さえ奪われた
黒人の魂の叫びブルース
歌う自由さえ奪われた
北の人々の
涙は何処に埋もれているの


2003/10/21



「誰が造ったか」なんて
縄張り争いはいらない
平和の礎を謳う
日本の憲法が
わたしは好き


2003/10/22



「困ったら言ってね。
政治家の知合いがいるから」
それでは是非ともお伝え下さい
「政治家が自己利益ばかり考えて
 困っています」と

2003/10/05

ヒトの生き死にを
空想上で口にする
政治を捨て小説家に還れば
少しは救われるだろうか
我らの怒りもやるせなさも

2003/10/05

狼少年の結末を
すり替えてはいけない
ブッシュの悪癖は
他人事ではない
地球は一つの村なのだから

2003/10/05

人工池だと嘆いているのは
結局は私だけか
群がる都会の昆虫の
逞しさに頬緩む
小春日和の六本木

2003/10/05

若き叔父の訃報の電話に
音を消したテレビの中で
崩れ逝く二つの塔
あの夜の月が
思い出せない

2003/09/27
自分の幸福さに
気づいた幸せと
手放しで喜べない
悲しみの狭間で
遠くアフガンの空を想う

2003/09/29

具体案は先送り
誰もが自分の願望を重ねられるうちに
選挙を済ますつもりでしょ?
期待を煽るのが上手過ぎて
詐欺師の顔が隠し切れない
2003/09/29
足を踏まれて怒ったら
「あんたが先に踏んだんだ」
確かにそんな覚えがある
そんな時に私達がすべきこと
拉致問題解決のヒントでは?

2003/09/30
家族を取り返そうと
手にした糸を強く曳く
その想いに共鳴しながら
その糸 蜘蛛の糸に見えて
泣きたくなる



2003/08/27
日照不足が気になる
「ピース」
政治にも
植物にも
もっともっと太陽を



2003/08/30
日々に追われ
歌をも詠わず
テレビの音声に
「違う、違う」と重ねてゆく
ひとりごと 虚し


2003/09/27
戦争支持やテロ擁護の
政治家たちを嘆きつつ
今夜名月に祈ろう
失われた命と
今を生きる命に安らぎをと


2003/09/27
アジアを食べ
西欧のシェフと笑う
麻布十番の夏祭り
ここでは誰もが
小さな国際親善大使



2003/08/24
イラクを
イラクの民の手に
米英のためでなく
彼らのための
支援をしよう



2003/08/24
よさこいのリズムは
喜びの鼓動
時折乱れる輪舞さえ
一人々々の
命の輝き



2003/08/24
本当の自由
本当の平和って
どんな形だろう
色は?匂いは?味は?
どんな気持ちだろう



2003/08/27
冷害
停電
異常気象
戦地の痛みを知るのに
「まだ足りない」とは言わないで



2003/08/22
いのちは
一人にひとつずつ
富める者も
持たざる者も
国境の向こう側でも



2003/08/22
子供がキラキラと
「平和だ」と
言い切れる町
世界中が
そんな町になってほしいな



2003/08/22
茹だるようなニュースに溺れ
眠れぬ日が続いても
ひと雫のしあわせを
喜べる心が
いのちの逞しさの証し



2003/08/22
時折感情が
「目には目を」を
支持してしまいそう
不幸な連鎖を断ち切るために
先ずは私が断ち切るべきもの



2003/08/19
ニュージーランド
クラーク首相に拍手
「核実験が安全なら
フランス本土で行えたはず」
大国エゴにはもうウンザリ



2003/08/19
それぞれが
できること
持ち寄って
明日を創る
共に生きる



2003/08/22
過ちを認める勇気
相手を赦す勇気
流されない勇気
それぞれの勇気が
命を繋いでゆく



2003/08/22
戦没者達に非戦を誓う
寺社は不要
靖国神社公式参拝を説く
政治家達に問う
「政教分離」とは



2003/08/17
いつの世も
悪夢に魘される
帰還兵たち
犠牲のいらない
平和の維持を



2003/08/18
ボスニア内戦で
家族を失った女性
「相手を赦す」と言う
決意に心軋ませ
「それが生きるための道」と続けた



2003/08/18
世界のために記録をと
口述を始める被爆者
嗚咽に変わるその声に
彼の見た
地獄が見え隠れする



2003/08/18
新たなる戦争の時代に
迎えた終戦記念日
国会議事堂を覆う
戦没者の抗議の雨か
明日は祖父達の送盆



2003/08/15
インディアンにとって
世界は
子孫からの
借り物
なんて雄大な目線

2003/08/16
神(カムイ)以外の
生き物は
みな平等
と言う
アイヌの世界観

2003/08/16

人間は
自然界からの
利息だけで
生きていける
元本を食潰す現代社会

2003/08/16

私の風車が止まりかける時
仲間たちの歌が
清風を送ってくれる
互いの命を膨らますように
「平和への願い」詠えたら好いな



2003/07/28
誰の思惑でもかまわない
動き出した空気を
止めないで
こんな時こそ問われるのが
外交手腕でしょう



2003/08/02
理想論だけでは
生きられないけど
掲げない理想が実現することはない
だから叫ぶのだ
「非暴力による平和の実現を!」



2003/08/05
相手の名前を尋ねるときは
先ずは自分が名乗るもの
北朝鮮の核兵器廃絶には
先ずアメリカが捨てることだ
日本は声を大にしてNOと言えばよい



2003/08/05
暴力映画よりも
欲望ばかりが煽られる
消費推進社会が
総べての元凶に思えた
いっそ広告をR指定にしたら?



2003/07/18
世論に負けない英断と
疑惑の友人を称える首相
我が耳を疑う
英国でも日本でも
議会制民主主義が泣いている



2003/07/20
日本国憲法が謳う
平和的外交は
「北風と太陽」の太陽のことかな
私達で日の丸に
新世紀の息吹を吹き込みたいんだ



2003/07/22
イラクの民が語った
日本の支援は歓迎するが
戦闘服は
占領軍と
同じだということ


2003/07/25
唐たちばなの赤い実は
平和への願いの結晶
いま私にも芽吹いている
大きくなれ
親なる大樹のように



2003/07/16
「対話と圧力」は
正しくは「恫喝」という。
とある映画監督のコラムに
喝采を送りながら
励まされている私



2003/07/17
我が家の冷凍庫にもある
保冷材という澱粉質の一塊に
砂漠の緑地化への
希望があるという
これもひとつの平和への道に思えて



2003/07/17
小泉氏よ
驕る無かれ
我々が支持したのは
「構造改革」という正常化の道
小泉政権というブランドではない



2003/07/17
あの朝 溺れかけていた
初めてデモから逃げる気でいた
その晩 路上で反戦を叫んだのは
「私の肉体」と「君の遺志」
二人のコラボレーション



2003/07/14
「好戦的な人ほど
否定されれば意固地にもなる」
なるほど『北風と太陽』だ
自ら進んで防寒具を脱ぐ
金正日の太陽を探せ



2003/07/15
イラクの人々のための
イラクの人々による
議会が立ち上がった
本来不要な米国という歩行機が
一刻も早く外れることを願う



2003/07/15
日本よ
真の国際化を
いま試される時
憲法と整合性の無い活動で
果たして先進国と言えるのか?



2003/07/16
窒息しそうだ
非暴力の反戦運動に
ユーモアが必要と先人の言
この閉塞感すら一人じゃない
と自らを励ます



2003/07/09
無力さを受け入れきれていない
そんな自分に気づいた朝
愚かな私はあなたの訃報で思い出す
あの日「無力でも良い」と言ってくれた
あなたの大きさを



2003/07/12
知らぬ間に成果ばかり求め
歩く意味さえ見失いかけてた
無力を無力で終わらせぬよう
君の歌再び噛み締め
もう一度歩き出したい



2003/07/13
世の中を変えたいのだと
方法論ばかり空回る時があるけど
嫌なものは嫌だと闇雲に叫び
悲しい時は頭が空になるまで泣く
純粋な感情が全てを変える力の源



2003/07/14
イラク支援法なら賛成できる
自衛隊は不要
アメリカのためでなく
日本のためでなく
戦地になった国の人々のための支援を



2003/07/04
軍備の抑止力を説く議員様
グランド・ゼロ
あの日あの時点で
軍事力が世界一だった国の名を
あなたは言えますか?



2003/07/05
国会でいつものように
居眠りする議員たち
議決の時だけ起こされるのか
自らの存在意義を
自らが貶めていないか



2003/07/07
他人が奪ってよい命など
一つも無いのだと
どう言えば子供達に響くのだろう
戦争という名の殺人を
認めてしまったこの国で



2003/07/09
あの国の人とは
二度と結婚しないと言う
最後に「たぶん」と付け足した
ともちゃん あなたを
差別主義者だなんて思わないよ


2003/06/27
色とりどりの短冊に
同じ願いを見つける悦び
「世界が平和であるように」
天まで届け
世界を満たせ



2003/06/29
希望は道のようだと
魯迅が言う
ならば我々が踏み固めよう
先人の足跡の上を
平和への希望の道を


2003/07/01
自分でしか
その壁は越えられないけど
超えるためのヒントは
身近に転がっているし
超えなくていい時さえあるんだよ



2003/07/02
溢れ出る湯船の湯に
心で詫びた
イラクの人のため
私にもできること
まだあると気づく


2003/06/18

「イムジン河」の歌声に
あの人が重なる
誰が二つに分けたのだろう
半島も
あの家族達も



2003/06/20
木の無い森が無いように
民が集って国家となる
国民を犠牲にして
守るべき国家など
原爆で焼付いた影法師と同じ



2003/06/24
現実感の希薄さは
司令官だけじゃない
私もだと気づく
時折 思考の迷路を捨てて
自分の心音に耳を澄まそうか



2003/06/15
不況の不安と
政府への不満を
排他主義へとスリ替える
これはデジャ・ビュか
チョビ髭の狂人の幻影



2003/06/09
隣の人と手をつなごう
右手も左手も
どこかの温もり知らぬ手が
武器を手にしてしまわぬように
さあ海を越えて


2003/06/11
言葉遊びは止めてくれ
私達が知りたい結論は
兵器の有無じゃない
イラク戦争の是非なんだ
わかっているんでしょう?



2003/06/12
生きることが
死に往くことなら
生まれる意味がない
ただ「生きること」で
いいじゃないか



2003/06/13
「改革を行う時には
必ずチェック機構を」
同窓会運営での先輩の言
憲法改正のチェック機構は
私達 一人一人の国民だ


2003/06/03
混沌とした今
目を凝らし
耳を澄ます
本質を逃さぬよう
大地に足張って叫ぶ


2003/06/05
有事法が成立しても
空には変わらぬ星
宇宙の塵みたいな出来事も
小さな私には
大事件だよ



2003/06/07
反戦デモに行く
ふと思い出す
日常に紛れた戦争の歌
漉くって見せてくれた
ここは 亡き恩師の街


2003/06/08
イマジネーションが
眩い夢想を
現実に変えてゆく
泣きたい時もあるけど
望む未来を想い続けよう


2003/05/27

誰かに会ったらいつでも
アッサラーム アライクム
「あなた方に
平安があるように」
平和への祈りにも似た挨拶


2003/05/28
誤爆を
止められず
そっと
輪を離れた
心を牽きずる帰り道



2003/05/31

初夏の風のような
仲間たちの言葉が
心の淀みをさらってゆく
いつか私も
誰かの風になりたい



2003/06/02

排他的宗教観が
世界を騒がす
平和的信仰心は
日常に密やかに根付くもの
歴史書に記されない祈りがある

2003/05/19

小泉さん
某大国ばっかり
見つめていたら
さぞかし首も凝るでしょう
たまには世界を見回そうよ


2003/05/23

戦火という業は
メビウスの輪
平和憲法という
くもの糸を自ら断つ
恐怖という名の非業

2003/05/25
念願のピースがここにあり
人が集い
笑みがこぼれ
歌が生まれる
この至福が永遠でありますよう


2003/05/26

ものの尺度は千差万別
守られるべき
基本的人権の
「最大限」に境界線見えず
募る政治不信



2003/05/15
「日本人は優しかった」と
大使館守ってくれた
イラクの隣人に陳謝を
我らが国家と個人の
この隔たりを憂う



2003/05/16
対話しよう
武力が抑止力には
ならないのだと
9・11の警鐘
軍備は危機を煽るだけ



2003/05/17
議論無き法制化への道
国会は空洞化
空想上の有事より
目前の民主主義の有事を
どう乗り切るかだ



2003/05/18
ドル安ユーロ高に
首をひねる日本人がいた
それが世界の意思ではないのか
未だに続く
ブッシュへの不安と不満



2003/05/10
空港と遊園地
昔「植民地だよ」と笑った
千葉の中の東京
気づいた今は笑えない
私の町にも米軍の欠片



2003/05/11

吉田茂の言葉だとか
「持っているから
使いたくなる」
兵器とはそういうもの
アメリカが証明してしまった



2003/05/12



平和を求め 武器を手にし
幸福を求め 金の亡者となり
愛を求めて 利己的になる
米軍の探し物は
彼らの武器庫にあるという矛盾



2003/05/14
「頑張れと言ってくれた」と
頬染める非戦の若者よ
老議員の笑顔は狡猾
心ある人の言葉は
「頑張ろう」「一緒に」
          
「民主」の意味を考える
「平和」の本質を考える
「なぜ今 有事法か」と考える
「憲法序文・9条・99条」を考える
有事立法議員が有罪に思えてくる



2003/05/08
愛国心は教わるものじゃない
平和憲法の崇高な理想
貫く国の姿勢こそ
国を敬愛する心
育むだろうに


2003/05/08
かつて身近に在った
バラの名を知る
悲願の「ピース」
この地で
手元で育ててみようか


2003/05/09

隣の人と手をつなごう
右手も左手も
どこかの温もり知らぬ手が
武器を手にしてしまわぬように
さあ海を越えて



2003/06/11
市民に銃口向け
誰の為の解放か
即刻退き
彼等を占領から解放してくれ
我等を絶望から解放してくれ
マンデラも
カンボジアも
イラク民衆も望んだ
理想の平和憲法
我らの日本国憲法
       
過ちを忘れてはいないか
五十年前の朝鮮半島
日本の再武装化に
彼らが感じる脅威は
我々の想像を遥かに超えて
        
今は亡き君の歌
その心の声が
時空を超えて 
今 私の胸に届く
また一つ歌の力を知る
        
共に平和を
祈りながら
すれ違う心が悲しい
嘆くしかできない
私が悲しい
      
知らずに誰かを
傷つけることもある
傷つけた時の
痛みを知るから
赦せることもある
それでも
沈黙する
神に
捧ぐ
祈り
自由の国アメリカで
言論の規制を試みる人
大統領
教えてください
「彼ら」とあなたの違いを
権力と金と暴力
癒着を許すな
それこそが悪の枢軸
ブッシュを見よ
そしてイラクの惨状を
九月十二日
「イマジンが放送禁止だって」
あれからずっと考えてる
アメリカの自由の意味と
日本の平和の正体について
反戦活動なんて
私達には無縁の
歴史のお話だと思ってた
「こんなはずじゃなかっただろ」
歌声に青空も滲む
そうだ 茶会を披こう
各国首脳をお招きして
武器は躙口の外
ここには敵も味方も無い
友好が育まれることを只管に祈ろう
有事法携え
疑惑には先制攻撃ですか
小泉さん
我々に
第二のブッシュは要りません
           
相手の母国語は
挨拶しか知らないけど
通じて 笑い合って 嬉しい
手元でちょっとずつ
世界を繋いでいきたい
オイルと武器のために
戦争を始め
選挙のために
戦争を終えようとしない
見るに耐えない浅ましさ
彼らを笑わせたい
心からの笑顔が見たい
そして一緒に笑いたい
戦火を止められなかった
憂いは消せなくとも
        
「勝てば官軍」と嘆くより
共に立ち上がらないか
勝負は国際法の下
非戦をこそ世界正義に
勝って官軍になろう
           
踏み躙られて
殊更 匂い発つ
野の草にも似て
「いのちの尊厳」が
今更 くちに苦い
祈り届かず開戦した
マックを断ち
コークを断つ
資本主義者なりの
願懸けのようなもの