『平和を願う五行歌』 しづく  27首      『平和を願う五行歌』TOPに戻る















人道支援の名の下に
なぜいきなり
射撃訓練
人に当てるのか?
そうなのか?

2004/02/26



ひげをはやした
自衛隊員
イラクに立てば
やっぱり同じ
アジアの民だ

2004/03/02




「俺を見つけてくれ」
メキシコからの叫びが
日本に上陸
岡本太郎
「明日への神話」

2004/04/04






平和への祈り
そのちいさな声に
耳を傾けよう
それを踏み潰すものには
NOと言い続けよう



2003/05/17
叫ばなければ
伝わらない
黙っているのは
認めたと
同じだから


2003/06/03
イラクの人が望むのは
日本のNGO
医者
エンジニア
軍隊なんかじゃない


2003/12/10



凍ったいちごを
溶かしてよ
コスタリカの
熱い
コーヒーで

2004/01/28



今は蕾でも
いつか世界中に
咲かせよう
ピースという
大輪のバラを



2003/05/13
逆らえば
踏み潰されてきた
脱北者の
戦争の方がマシ
という現実
    
君が空の
星となるなら
私は
地上の
星になるから    
これまでだって
笑えなくなったこと
あった
でもいつだって
取り戻してきたんだ
      
世界中で響いてる
NO WAR
の声が
インフラへの攻撃を
食い止めたと信じる
これだけの
犠牲の上に
なんの成果か
センソウヲヤメロ
戦争をやめてくれ
出口を
失った言葉が
思いが
みんなを
傷つけている
「こうありたい
自分」を
日常化していけば
その積み重ねで
自分が変われるかも
人間の盾よ
今、どこにいるの
あなたたちは盾なんかじゃない
生身の
人質だ
あなたを
祈る思いに
目を閉じて
涙の
蕾となる
どの命も
おんなじ重さ
片方を支持して
片方を踏み潰すなんて
おかしい気もして
          
トラックに
山積みになった
迷彩色の
兵士の
目のうつろ
死者一名
その裏に
どれだけ多くの
怒りと
哀しみがあるか