自由を守る
という
口実で
自由を
奪おうとしている
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稲本 英
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危機が
あおり
作られている
冷静に見る
心が眠らされている
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叶 静游
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戦場に
行かない
人たちが
戦争を
始める
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小久保 達
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相手の過ちを |
正そうと |
起こす戦争が |
取り返しのつかぬ |
新たな過ち |
風葉 |
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戦争が、また、始まる
挨拶をかわすように
通勤電車に乗るように
目覚ましが鳴るように
戦争が始まる
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いぶやん
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気に入らない奴は
武力で潰す
二十一世紀は
弱肉強食の時代に
逆戻りしたか
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のびた
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大きな国のエゴが
多勢の人を
狂わせて
戦いに
かりたてました
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おぎのいずみ
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戦争という
愚かな選択肢がなければ
反戦など
唱えなくても
いいのに
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仁尾
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詠んでも
祈っても
開戦した
それでも
それでも
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森下雨音
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