「戦争はいけねえよ
絶対に
しちゃあだめだ」
二度の徴兵から還った
父の力拳
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嵐太
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戦争で
死なせるために
子育てを
してきた
わけじゃない
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遊子
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薄れていく
記憶を辿って
老婆は語る
遺骨のない
息子の命日
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まき
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ノー モア ヒロシマと |
誓ったはずなのに |
なぜ、私たちの国は |
NO MORE WARと |
いえないのでしょう |
おぎのいずみ |
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幾度も
八月は過ぎたけど
蝕まれた
悲しみは
癒せなかった
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小堀新一郎
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こりゃまさに
U字立法だ
さぁみんなで歌おう
♪この道は
いつか来た道
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小堀新一郎
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国のために死ぬより
自分のために
生きろ と
英霊たちも
云う筈だ
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稲本 英
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物のない
疎開生活が
辛くなかったなんて
自分についた
悲しい嘘
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木の花
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いつか忘れている
かつてその弾薬は
自分たちに
降り注いでいた
というのに
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のびた
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言論統制下でも
反戦の声
あげる者で
ありたいと
思う
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木の花
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終戦なら
「開戦の原因」を反省するが
敗戦だと
「負けた要因」に拘ることになる
と言うが……
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小久保 達
2003/08/15
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戦闘終結宣言とは
植民地化への
一歩を踏み出すための
見せかけの終戦か
日本の歴史に重なる
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木の花
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