あたまと
からだは
やわらかく
意思は
堅く
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植竹ジュリー
2003/09/02
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黒く煤けた
6ヶ月目の
通勤定期
お互い削りに
削って
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植竹ジュリー
2003/09/02
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ペンションの主人は
脱サラ組
こんなことやっていられるかと
啖呵切ってから
二四年の歳月
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木の花
2003/09/02
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新入社員から
社長まで
全員が作ったら
会社も楽しくなる
サラリーマン五行歌
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小久保 達
2003/09/02
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いつのまにか
普通になった
背広に
リュックの
サラリーマン
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2003/09/02
小久保 達
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未来を託す人を
過去の評価でしか
判断しない
後継社長も
次の総理も
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小久保 達
2003/09/03
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「背広に団扇」は
合わないと
馬鹿にしていた私も
街頭で貰ったときは
車内で使っている
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小久保 達
2003/09/03
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いつのまにか
普通になった
背広に
リュックの
サラリーマン
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小久保 達
2003/09/03
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急いで乗り込む
発車間際の混雑電車
偶然座れた
一人分の座席
今日は幸運だなぁー
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亜州好漢
2003/09/03
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一番違いで
組違い
何も貰えない
年末ジャンボを
捨てられない
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のびた
2003/09/03
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仕事で何かがあった日は
とても不機嫌な父
そんな渋い顔を
ふっと笑わせてみる
少しは疲れが取れるかな?
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睡蓮
2003/09/04
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♪サラリーマンは
気楽な稼業ときたもんだ♪
サラリーマンて
ほんとうに
気楽な稼業なの
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木の花
2003/09/04
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就職は
配属も上司も
ギャンブル
外れることもあるが
次の機会もあるさ
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小久保 達
2003/09/04
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「これで良かったのか?」
サラリーマンなら
誰もが一度は
迷うことだ
でも正解はない
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小久保 達
2003/09/04
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憎まれても仕事だからと
奮い立たせてきた
間違ってないと
今も思うけど
振り返えって秋
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たあとる
2003/09/04
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会社の作業衣
たんすの宝物
支えてくれた相棒か
ポケットの
ペンの滲み
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たあとる
2003/09/04
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組織の中で
埋もれるよりも
勇気が要るけど
開き直れ
一匹狼
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亜州好漢
2003/09/05
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本気だから本職
天分だから天職
最適だから適職
与えられる作業ではない
自分で築いていく仕事だ
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小久保 達
2003/09/05
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ためらうことなく
選んだ仕事
好きだから疲れない
手応えがあるから面白い
それが天職なのだろう
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小久保 達
2003/09/05
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自ら発光体で
なくてもいい
反射して
輝く
星もあるのだ
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のびた
2003/09/05
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乗り込む時に
見初めてから
降りるまで
つかの間の
ワンサイド・ラブ
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小久保 達
2003/09/06
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職場から
自宅まで
一度は
歩いてみたい
帰宅ウォーキング
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小久保 達
2003/09/06
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通勤電車
ひと駅手前で
降りて歩く
運動にもなるし
気分転換にもなる
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亜州好漢
2003/09/06
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バス通勤で
通い慣れた
道を
今は五行歌講師で
通う不思議
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のびた
2003/09/06
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これからは
予防的リハビリ手エーション
毎日歩く
片道28分の
通勤
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木の花
2003/09/06
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不景気
リストラ
なんのその
サラリーマン道
踏ん張り所!
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睡蓮
2003/09/06
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体調崩すので
酒は飲まない
健康だけれど
なんとなく
さみしい
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亜州好漢
2003/09/07
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乗り込む時に
見初めてから
降りるまで
つかの間の
ワンサイド・ラブ
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小久保 達
2003/09/07
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肩書きは同じ「社長」でも
サラリーマン社長と
創業社長とでは
覚悟と責任が
比較にならない |
2003/09/07
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車の運転にさえ
免許があるのに
会社の経営に
免許がないのは
どうしてなの?
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小久保 達
2003/09/07
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朝から
晩まで
どっぷり会社漬け
サラリーマンに
浅漬けはないのかな?
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睡蓮
2003/09/08
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座れなくても
「胸の谷間」
という
退屈しのぎもある
満員電車
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小久保 達
2003/09/08
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明るくなければ
ハッピーじゃない
を口癖にして
早世した先輩の
笑顔が浮かぶ
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のびた
2003/09/11
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自宅から駅まで
(間に合わなかったら無駄なのに)
と迷いながら駆ける
そんなことだから
やっぱり間に合わない
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小久保 達
2003/09/11
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通勤の途中で
思いつき
職場で仕上げ
自宅から投稿する
サラリーマン五行歌
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通勤電車内
退屈しのぎの
携帯電話で
思わず詠んだ
通勤五行歌
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亜洲好漢
2003/09/12
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「痛勤」を
少しでも
やわらげる
ボクの楽しみ
通勤五行歌
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亜洲好漢
2003/09/12
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満員電車内には
いつの間にか
「暗黙の了解」
という
ルールが存在する
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睡蓮
2003/09/12
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早めに帰る時は
日経夕刊だが
呑んだ帰りは
フジかゲンダイ
終電なら東スポ
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小久保 達
2003/09/13
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上司が言う
「無礼講」
どこまでが本気で
どこまでが本気ではないのか
恐る恐る「無礼講」してみる
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睡蓮
2003/09/13
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ストレスは発散できず
給料はローンで消え
なぜか
わが体重だけは
増えていく……
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亜洲好漢
2003/09/13
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茶のスーツ
鏡に向かい
整える
制服姿は
仕事への気構え
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唯沢 遥
2003/09/17
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誰の指図も
受けたくない
でも
誰かの指示を
待っている
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植竹ジュリー
2003/09/17
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「職業」の欄で
ペンが
迷わない人に
なりたいのだろうか
僕は
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仁尾
2003/09/18
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蝉は抜け殻を捨てて
鳴き続ける
人は
抜け殻を振り返り
泣き続ける
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植竹ジュリー
2003/09/18
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授業料なしで
自分を磨ける
そう思うと
サラリーマンは最高!
しかも給料つき
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きなこ
2003/09/20
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冷暖房完備
広々とした庭
安い賃金で
自由を買っている
四半世紀のわがパート生活
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木の花
2003/09/20
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リタイヤの同輩
戦跡を熱く語る
何故か
不快感におそわれた
他山の石にしよう
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たあとる
2003/09/20
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温泉地を通って
マイカー通勤
朝に見かける
浴衣姿
これから私はお仕事よ
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きなこ
2003/09/20
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疲れた人乗せて
がたんごとん
今日もおつかれ
って言ってる
電車
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三咲 青
2003/09/20
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雨の日でも行列の出来る
ラーメン屋さんに
嫉妬を感じつつ
やっぱり食ってる
営業マン
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いぶやん
2003/09/21
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持てあました時間を売ってきた
昔の私
お金を払ってでも時間を買いたい
今の私
買い戻せない至宝を悔やむ
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小久保 達
2003/09/22
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自由を得るために
定年を待たず
リタイアした友
五行歌に
精を出している
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木の花
2003/09/22
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マイカー通勤
ラジオを聴いたり
お茶を飲んだり
自分の空間を
楽しむ
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きなこ
2003/09/23
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自分に
貼ってしまった
レッテル
一度
剥がしてみる
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川原ゆう
2003/09/23
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休日でも
頭の隅には
常に
根付く
仕事
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睡蓮
2003/09/24
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真っすぐ
帰るより
寄り道する事が
多い
心斎橋OL
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梨沙
2003/09/24
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夏部長と
冬係長の
間を取り持つ
秋課長は
季節の中間管理職
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遊子
2003/09/25
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座敷に
上がったとたん
靴下を放り
所属からの
拘束を解く
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青香
2003/09/26
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民間会社が
どんなものか
よく知らない政治家が
民営化などと
軽々しく言う
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のびた
2003/09/26
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一日署長
ならぬ
一日民間人
政治家さん達
是非いかが
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睡蓮
2003/09/26
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代議士って
閣僚って
世襲制になったの?
そんな皮肉言いたくなる
国会地図
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木の花
2003/09/26
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国会議員といったって
党内ではサラリーマン
「社長」に刃向かってみせても
出世と保身に響かない
その範囲を心得ている
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小久保 達
2003/09/27
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痴漢にでっち上げられないよう
懸命に両手でつり革をつかむ
サラリーマン諸君
だからわたしの
吊革がなかったんだ
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木の花
2003/09/27
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化粧大好きな
私も
二日酔いの
朝は
薄化粧で出勤
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梨沙
2003/09/28
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おっと
この歌は
やめてくれ
あのひとの
持ち歌だから
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百楽天
2003/09/30
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