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        小久保 達  計55首

     
「年賀状断ち」は
簡単だった
しかし、その主旨を
伝えようがないから
返信に悩み続けている


2004/01/01
小久保 達

年金の掛け金を
会社が半分負担する
こんな現行制度は不公平
これを指摘する人が
いないのが不思議




2003/11/28
立ち食いの
メニューを
全部制覇する
さぁ次は
あの店だ



2003/10/12
飛行機に乗る度に
客室乗務員に
恋をしないと
損をした気分になる
 これって私だけ?



2003/10/09
必ず城山に登り
展望台から
市内を見下ろす
城下町に来た時の
私の定番出張コース


2003/10/09
「BB対応ホテル」
と自慢しても
宿泊客のパソコンに
と簡単接続出来なければ
意味無いじゃんか


2003/10/08


どんな
仕事でも
本気で
取り組めば
好きになる


小久保 達
2003/10/04
始発電車は
ガラガラなのに
最終電車は
いつもギュウギュウ
平日のビジネスマン



2003/10/01
社員は自由に
退職できるのに
会社の都合で
解雇できないのは
不公平じゃない?



2003/10/01
国会議員といったって
党内ではサラリーマン
「社長」に刃向かってみせても
出世と保身に響かない
その範囲を心得ている



2003/09/27
持てあました時間を売ってきた
  昔の私
お金を払ってでも時間を買いたい
  今の私
買い戻せない至宝を悔やむ



2003/09/22
早めに帰る時は
日経夕刊だが
呑んだ帰りは
フジかゲンダイ
終電なら東スポ



2003/09/13
通勤の途中で
思いつき
職場で仕上げ
自宅から投稿する
サラリーマン五行歌



小久保 達
2003/09/12


自宅から駅まで
(間に合わなかったら無駄なのに)
と迷いながら駆ける
そんなことだから
やっぱり間に合わない



2003/09/11
座れなくても
「胸の谷間」
という
退屈しのぎもある
満員電車


2003/09/08
乗り込む時に
見初めてから
降りるまで
つかの間の
ワンサイド・ラブ


2003/09/07
車の運転にさえ
免許があるのに
会社の経営に
免許がないのは
どうしてなの?


2003/09/07
肩書きは同じ「社長」でも
サラリーマン社長と
創業社長とでは
覚悟と責任が
比較にならない


2003/09/07
職場から
自宅まで
一度は
歩いてみたい
帰宅ウォーキング


2003/09/06
本気だから本職
天分だから天職
最適だから適職
与えられる作業ではない
自分で築いていく仕事だ


2003/09/05
ためらうことなく
選んだ仕事
好きだから疲れない
手応えがあるから面白い
それが天職なのだろう


2003/09/05
「これで良かったのか?」
サラリーマンなら
誰もが一度は
迷うことだ
でも正解はない


2003/09/04
就職は
配属も上司も
ギャンブル
外れることもあるが
次の機会もあるさ


2003/09/04
「背広に団扇」は
合わないと
馬鹿にしていた私も
街頭で貰ったときは
車内で使っている


2003/09/03
未来を託す人を
過去の評価でしか
判断しない
後継社長も
次の総理も


2003/09/03
バスに
乗り慣れて
いない人は
降りる時に
判るものだ



2003/09/02
いつのまにか
普通になった
背広に
リュックの
サラリーマン


2003/09/03
出張が
旅行気分
だった頃は
駅弁も
美味しかった



2003/09/02
「うんうん、あるある」
と頷いたり
「そんなことあるもんか」
と反撥もする
サラリーマン五行歌



2003/09/02
新入社員から
社長まで
全員が作ったら
会社も楽しくなる
サラリーマン五行歌


2003/09/02
目の前に
立っている
美人を
チラチラ見る
つかの間の幸福


2003/09/01

大学が
就職予備校なら
会社はいつも
転職予備校なのかも
しれないな

2003/09/01
サラリーマンだって
「食うための仕事」
ではなく
「人生を充実させる仕事」を
求めている


2003/08/31

脱サラして
初めて
サラリーマンが
一番楽だった
と気づく


2003/08/30

終身雇用も
実力主義も
私たちが
勝手に抱いた
幻想だった


2003/08/30

この会社に
依存しながら
あの会社への
くら替えを
準備している

2003/08/29

慌てて乗った
電車は
ノンストップの
方向違い
しかも最終

2003/08/29

サラリーマンは
スポーツ紙だが
キャリアウーマンは
日経新聞
通勤の車内風景

2003/08/29

人生のやり直しが
出来るとしたら
何割の人が
再びサラリーマンを
やるのだろうか


2003/08/28
ビジネスマン
企業人
組織人
いろんな呼び方がある
サラリーマン

2003/08/26


「頑張れよ!」
励ますだけの上司
「頑張ってるね」
認めてくれる上司
その差は大きい


2003/08/22
「夢」とは
自分のことだけ
でも
「志」となると
視点が高くなる


2003/08/14

新聞を
混んだ車内で
器用に読める
ようになる
そこまでの歳月


2003/08/13
   
       

電車の中で
キャミソールの
若い娘が
読んでいる
日本経済新聞



小久保 達
2003/06/10

上を見て吐息
下を見て溜息
横を見れば
焦りと安堵
そんな毎日



小久保 達
2003/06/10
 
通勤の途中で
思いつき
職場で仕上げ
自宅から投稿する
サラリーマン五行歌




2003/08/12


「会社ベクトル」から
「自分ベクトル」へ
といきなり言われても
方向すら決められない
そんな私を笑う


小久保 達
2003/06/05

何万回も
通っている道なのに
何も記憶に残らない
通勤のためだけの
空疎な移動


小久保 達
2003/06/04

残されている寿命が
同じではないのに
一律に「定年」を
決められているのは
やっぱり変だ


小久保 達
2003/06/04

社是社訓を
五行歌で
作っている
経営者の
遊び心



小久保 達
2003/06/10
パソコンを抱え
コンセントのある
空席を求めて
車内を彷徨う
東海道新幹線


小久保 達
2003/05
すぐに会社が蘇生する
最も確実な方法がある
全役員の総退陣だ
でもその当人たちが
認めようとしない


小久保 達
2003/05/18
脱サラをした
でもそれは
サラリーマンからの
脱落だった
脱出のつもりだったのに

小久保 達
2003/03


脱サラを卒サラと
言い換えるようになったらしいが
卒業するまでいるのが
バカらしくなって
自分から中退した

小久保 達
2003/03


成功する仕事とは
好きなこと
得意なこと
求められていること
意義のあること


小久保 達
辞めたいのは
この会社なのか
この仕事なのか
それとも
サラリーマンそのものなのか


小久保 達
この期に及んで
まだ
本気にならないのか!
置いて行かれるぞ
「本当の自分」に


小久保 達

ターミナル駅では
意外な人との
バッタリが
多い
それも愉しみ


小久保 達
二十年も前から
「脱サラするぞ」
が口癖だった
アイツもやはり
いまだにサラリーマン


小久保 達
「起業家精神を発揮せよ」
 と訓示する社長
でも
そういうあんたも
サラリーマン


小久保 達


人間の寿命は
同じではないのに
一律に「定年」が
決められている
どこか変だと思うけど


小久保 達
始発駅に
転居した
判断を
自慢したい
朝の通勤


小久保 達