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        のびた  計30首

   
義理チョコが
やっと
実感できるようになった
会社を辞めて
四年目の二月


2004/02/11

破綻銀行に
八兆円投入して
米資本に稼がせる
バカを見るのは
国民


2004/02/10

あーら いらっしゃい
なんて
お客が
お札に見えてる?
ママの笑顔


2004/02/07

こんなところに
よく通ったものだ
中洲は
お札に
羽が生えるところ


2004/02/06

どんな金持ちでも
孤独な人は
孤独
友達は
金では買えない


2004/01/23

「役員」が
こき使われるだけの
名称だったりして
会社も
せち辛くなったね


2004/01/16

人員整理に
明け暮れる
会社では
まず役員を
減らさなければならない



2003/11/26
みんなおんなじに
見えちゃう
ショートカットに
黒のパンツスーツ
おそろいの日本人



2003/11/26
建物の重厚さで
信用を標榜していた
銀行が
薄っぺらになり
ただの会社になった



2003/12/10
会社を離れたから
味わえる
自分の時間
海に向かって
自転車を駆る



2003/12/11
自ら発光体で
なくてもいい
反射して
輝く
星もあるのだ


2003/09/05
バス通勤で
通い慣れた
道を
今は五行歌講師で
通う不思議


2003/09/06
明るくなければ
ハッピーじゃない
を口癖にして
早世した先輩の
笑顔が浮かぶ



2003/09/11
民間会社が
どんなものか
よく知らない政治家が
民営化などと
軽々しく言う



2003/09/26
高利貸天国か
製造業は
軒並みピンチで
儲けているのは
サラ金ばかり

2003/08/30
のびた

あると
一喜一憂し
ないと物足りない
株も
恋人も

2003/08/30
のびた

通勤バス
港の向こうに
今日もまた
稜線くっきり
心もはずむ


2003/09/01
のびた
一番違いで
組違い
何も貰えない
年末ジャンボを
捨てられない


2003/09/03
とうとう
スポーツ紙に
なったか
A紙一面トップに
ベッカム移籍談


のびた
2003/06/24
気難しくて
とっつきの悪いのが
いてもいい
物分りのよい
男ばかりの中に


のびた
2003.06/29
俺がいたか
俺がいなかったか
俺俺と
考えているうちに
世の中は動いてゆく


のびた
2003/07/12
その著者は
固まっているからいやだ
という男の
目指すところが
分からない

2003/08/28
のびた
「シャンプーこちらへ」
流れ作業の床屋は
頭を
ベルトコンベアーで
運ぶよう


のびた
2003/05/29
まっすぐ歩く
まっすぐ見る
人生を見つめる
姿勢のよさに
惹かれる


のびた
2003/04/07
球団は好きだが
会社は嫌い
という
矛盾を抱えて
野球を見ている


のびた
2003/04/25
大きければ
政府や日銀が
助けてくれる
やっぱり
大きいことはいいことだ


のびた
2003/05/19
せめてその駅までは
一緒に
帰るべきだったと
今日も
後悔している

のびた
2003/03/


平和ボケくらいなら
まだいい
アホでマヌケな日本人
なんて言われないように
しなきゃ

のびた
2003/03


日本倒壊の
前兆か
あちらこちらで
解体中の
ビルが倒壊


のびた
2003/04
行きつけだった
スナックも
お店を閉めて
ママは
どこへ行ったのだろう



のびた
2003/03