正論・べき論を
叩きつけられ
血の
涙が
滲む |
2003/11/08
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車窓から見つめる
うごかない
青
いつまでも
どこまでも |
2003/12/03
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誰の指図も
受けたくない
でも
誰かの指示を
待っている
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2003/09/17
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蝉は抜け殻を捨てて
鳴き続ける
人は
抜け殻を振り返り
泣き続ける
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2003/09/18
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のぞみの増発を
望んでいない
我が会社
時は
金なり
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2003/10/02
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取り巻きの
対応に追われ
好きな
本業が
疎ましい
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2003/10/07
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まわりが
すべて
力になる
謙虚さは
引力
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2003/08/18
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駆け込み乗車は危険です
とはいっても
ベルが鳴ったら
ご乗車お急ぎ下さい
と云われたら
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2003/08/28
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あたまと
からだは
やわらかく
意思は
堅く
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2003/09/2
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黒く煤けた
6ヶ月目の
通勤定期
お互い削りに
削って
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2003/09/02
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雑な人間に
なるまいとして
小さく
まとまっている
自分
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植竹ジュリー
2003/06
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太陽もいる
それを取り巻く
惑星や衛星も
職場は
小さな宇宙
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2003/07/03
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人生は
地球規模の
運動会
メイン種目は
徒競走と綱引き
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2003/07/14
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空いた電車は
軽やかに
走る
スーツのぼくを
ちょこんと乗っけて
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2003/08/13
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年間125日は
休みすぎだと
社長は云う
それがあるから
働けるんだ
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2003/06/07
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スローガン
社是
経営計画
なんでもかんでも
ローマ字3文字
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2003/06/10
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「しがない」という
形容詞は
サラリーマンの為に
創ったのか
わざと
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2003/06/15
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人間みんな
五十歩百歩
そこから
一歩を
踏み出す
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2003/06/27
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勝ち組に
なるより
負け組の
こころを知る
人でありたい
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2003/04/28
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同じ電車で
帰るのに
「オレ、前やから」
これが心の
垣根なのか
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2003/05/08
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人生って
堂々巡りの
環状線
でも始発には
戻らない
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2003/05/17
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人材は
汗して働く
人間だ
決して
材料ではない
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2003/05/18
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見かけで判断するなと
云うけど
誰でも
見かけから
入る
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植竹ジュリー
2003/05
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夢を持てない
世の中で
できることは
夢をつらぬくこと
だけ
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植竹ジュリー
2003/05
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動いてないようで
ゆっくりゆっくり
上がって下がる
観覧車のような
人生
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植竹ジュリー
2003/05
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人は
終わりの見えない
旅をしながら
終の棲家を
求める
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植竹ジュリー
2003/05
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人間て
凧のようなもの
結ばれた糸
切れると
くるりくるくる
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2003/03
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変わることを
良しとする
時代
変わることのない
ものだってある
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2003/03
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うまく立ち回ろうと
サジ加減を
調節して
大味な
人間になる
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2003/03
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逃避するか
衝突するか
同化するか
わたしは
無理をする
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2003/04/15
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靴がすり減るほど
大地を
噛みつづけ
足は厚みを
増していく
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植竹ジュリー
2003/03
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人のこころなんて
読めなくていい
その空気が
読めれば
いい
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植竹ジュリー
2003/04
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下を向いて
寡黙に働き
上を向いて
歩き続ける
胸をはって
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植竹ジュリー
2003/04
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鈍行列車
だからこそ
線路脇の
草花に
目がとまる
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植竹ジュリー
2003/04
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