2017-01-13 Fri
飯能は、「人を集める」ために無理なことをしなくても、「人が集まる」「人が集まって来る」可能性に満ちた恵まれた地域です。
その一つの例として<初日の出>があります。
<初日の出>という意識は日本人特有の慣習のようですが、それが元日に日本を訪れる外国人観光客にとっての魅力の一つでもあるようです。
しかし、飯能の交流人口を増やすのは手段であって、目的は定住人口を増やすことです。
外国人観光客が増えることは「外貨を稼ぐ」ことにはありますが、それが飯能市の定住人口が増えることにつながるわけではありません。
実は、外国人以上に、今は日本人の中での<初日の出>という慣習についての意味付け、価値づけが高まっているのです。
日の出とは、隣の屋根の上から顔を出す太陽のことではありません。ビルの谷間から見える太陽のことでもありません。日の出とは、地平線から顔を出す太陽のことなのです。都会でも田舎でも良いのです。海岸から見える海の地平線でも、高い場所から見える大都会の地平線でも良いのです。
日本人には「様々な土地で初日の出を観たい!」「様々な位置で初日の出を観て拝みたい!」という願望があります。だから、毎年、場所を変えて様々な所に初日の出を観るために遠くに出かける人が多いのです。
「正月は家の中で家族とゆっくり過ごしたい!」という人は多いのでしょうが、それと同時に、「正月は外に出て、日本ならではの正月の雰囲気を味わいたい!」という人達も実は多いのです。
その代表例が、初詣と初日の出です。東京に限れば、これに「寄席の初席」が加わります。
特に都内に住んでいる日本人は、初詣と初日の出と初席を口実に、軽く外出してお金を使いたいのです。
その「初詣」と「初日の出」のお出かけ先として、都内の人にとっては、特に西武線沿線、最近ではFライナー沿線に住んでいる人たちにとっては、飯能は、そのお出かけ先の一つとして大きな可能性を秘めているのです。
だから、飯能市内の初日の出ポイントに集まって来る人が多くなっているのですが、残念なことに、せっかく、時間とお金を使って、飯能市に来てくれているのに、「初日の出」だけで帰してしまっているのです。
「せっかく初日の出を観に飯能まで来たのに日の出以外は何も無い」と思って、早々と帰らざるをいない人が多いのです。
そのことに、市内に住んでいる人は気づいていないのです。
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